コヒステフ アトガキ
このお話は、京一郎が勢いで伊織先生にキスしちゃって逆にディープキスをお見舞いされる、という場面をやりたくて書き始めました。
10話を超えるようなお話はちゃんと着地できるか不安なので、本当は8話くらいを想定して始めたのに、気付いたらこんなに長々としてしまいました。
中間で一番書きたかったのは、会合を抜け出して伊織先生の呪いのことを京一郎が知るシーン。どうやら管理人は伊織さんを脱がすのが好きなようです。
さて。今回はまた言い訳しなきゃいけない人が多数おりまして。
まず、野々村。
これは完全に別人でした。澄んで~の乙若なんてもんじゃありませんでしたね。FDの時雨ルートでは野々村の声まで出てきましたが、あのお声でこのキャラだったら怖いですね。失礼いたしました汗
それから、お姉さん。
これも、最初は存在を仄めかすだけの予定だったのですが、後半には大っぴらに登場してしまいました。伊織さんのお姉さんは、伊織さんに似てオラオラ系だと思うんです(あ、うちの伊織さんはあんまりオラついてないですね汗)。弟が大好きすぎてイジってうざがられちゃう。でもイジるのはやめられない。伊織さんもお姉さんが大切だけど、ちょっとウザいと思ってる、みたいなところがあったらいいなぁという、妄想です。
恋すてふ我が名はまだき立にけり。伊織先生の場合はお姉さんにばれちゃったわけでした。
因みに管理人のこれまた勝手な妄想ですが、弟がの名前が伊織なら、姉は紗綾か綾乃あたりじゃないかしらと思うのです。で、まぁ諸々考えて綾乃かな、と予想しての澄んで~伊織さんお誕生日短編だったりしました。ここで言うことじゃないですね汗。
あと、S藤。
この人はリアル感を出すために一瞬だけ名前出すモブの予定だったのに、なんか随分存在感出てしまいました。しかも、なんかしっくりくる名前だなーと思ってたら須藤っぽいときた。最初から心の中でエスフジと呼んではいたものの、後になってかなり失敗したと気付きました。須藤の伯父さんにしても良かったのですが、今後伯父さんを絡めたくなったときに面倒かなーと思ってやめました(笑)。
そして伊織先生ですが、思うに千家さんという人は目的のためなら手段を選ばないわけだけれど、誰かを犠牲にするのを好んでいるわけではないですよね。術式作戦だって今生きている人を最も犠牲にしない方法として選んだわけでもあるのだし。
多分、だから、目的の為に京一郎がどうしても必要であるわけではない場合、いくら京一郎を想っていても無理矢理近くに置くだろうか、と考えたわけです。
京一郎は伊織先生にかかる呪いを軽減できるけれど、それを理由に伊織先生は京一郎の想いを受け入れたわけではない。そのあたり、つまり目的のための行動と感情に基づく行動の違いについて、伊織先生は意外と潔癖だったりしそうかな、と。ここらへんは、大正時代の、しかも国を背負って切羽詰まってる千家さんよりは少し青臭い感じです。
一度引き摺り下ろされたという痛みを忘れないためにも、伊織先生が京一郎の癒しを受け入れたくなかったところは、館林誘惑&根の路駆け落ちバッドエンドの、真実を必要としない千家さんに近いイメージかなと思います。
御家再興というのは、千家さんに家族等を護らせるという管理人の希望でもあるわけですが、しかし、では千家伊織という人は、たかがいち流派如きにそこまで必死になる人間か、例えばそのためにひとりの青年の人生を狂わせるほどか、と言ったら、きっとそんなことないと思うわけです。時代がもっと古かったら別でしょうけれど。ゲーム本編で千家さんが京一郎を巻き込んだのは、国という大きなものを護るためであって、そのために捧ぐという意味では自分の命も他人の命もそう差をつけて考えていない。しかし国と違って流派は突き詰めれば個人的なものでしかなく、現代において御家再興を天命とまでは言わないだろう、と。
また伊織先生は呪いを少なくとも自縄自縛とまでは認識していないわけで、そんな怪しいものに京一郎を巻き込んでまで苦痛を取り除きたいとも思っていない、という理解です。たとえ本願成就した後に呪いが残っても、自分が楽になるために京一郎を側に置こうとは思わないだろうな、と。
そこで押しの強さ強化版の京一郎さんが、押しまくって伊織先生を落とす、という展開になり、そういうわけで、かなりサデステックな要素の抜け落ちた腑抜けな伊織先生ができてしまいました。ここら辺は、ちょっと反省です。
今回は、各話にサブタイトルを付けてみました。ざっくりとテーマを決めてメリハリのある毎話に、というつもりでしたが、気付いたらほとんどが後付け。しかもお気づきと思いますが花を交えたのは途中からという(汗)。一応、花言葉を意識してみたんです、あの副題。
和歌を絡めたのは完全に趣味。なんか好きなものを交えたら書くのもより楽しいかなーという、短絡的な考えです。このあたりは詰め込みすぎた感もあります笑
随分だらだら書いてしまいました。Α(・▽・;)
まぁでも、一応予定通りの場所に着地できたし、澄んで~よりはキレイにまとまったかな、と思ってるのですが、読んでくださった方はどうお感じでありましょう。連載の途中で全く別の短篇なども上げてましたが、よろしければご感想などいただけたら嬉しいです( ´ ω ` )ノ
この後は千家京一郎の話を数回で予定しています。不思議なテンションの話になりそうで、自分でやり始めながら結構苦労してます。ついに年齢制限モノになる・・・のか・・・?もちろん千京です。左手エンドからのハッピーエンドを模索する試みです。館林とか出てきません大丈夫です。
その後の続きモノは全然決まってないのです。どなたかネタ提供してくださいまし!笑。天命の旗エンド以降のお話はまだまだ原作様が続きを提供してくださると期待してるので、あまりやろうとは考えてなくて、やはり邪道に現代物かなぁ。今ちょっとだけ考えているのが、澄んで~とは別の男子校でかなり俺様な伊織お兄さまが京一郎をグイグイ自分のモノにしちゃう系か、公務員ネタか・・・うーん・・・
サイト開設時から毎週更新を一応守って来れてるので、このまま続けていきたいなーとは思っているのですが、管理人が作るお話は、多くの千京ファンの方の読みたいものとはちょっとズレてるのかな、と最近思ったりもしてます(冷汗)。ひねくれ者なのです(滝汗)。
毎度気の利かない謝辞ですが、ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。読んでくださる皆様の存在が、俗物的管理人のモチベーションの源です。
今後とも、遊びに来ていただけたら嬉しいです。ありがとうございました!!!(*´ v ` *)