澄んで、青く。花薫る。 アトガキ
このサイトを始めた動機というのは、簡単に、そして独善的に言えば、管理人なりの千家伊織の救済であります。
原作で伊織が護れなかったもの、例えば家族だったり、和やかで平穏な生活だったり、少なくとも京一郎が上京するまで当然のように享受していたものを、二次創作の世界で護らせたい、というのがひとつ。
そして、原作の状況が状況なのでやむを得ないことではありましたが、京一郎にはもっともっと素直に伊織を愛してもらいたい、というのがひとつ。
ここまでの長さの物語を連載という形で書いたのは、今回初めてだったため、ラストはざっくりイメージとしてあったものの、どんな形で行き着くか、素人の管理人には想像もつきませんでした。そのため、後半に入ってもタイトルが未定のままでした。
それで結局決めたタイトルも、なんだかとても爽やかで、振り返っていま、内容はタイトルほどでもなかったかなぁと冷や汗をかいているところです。
結局、描きたかったのは等身大の伊織と京一郎のラブストーリーで、謎解き(?)でもスメラギ喜咲との対決でもなかったため、大事なところは明かされないままという、ミステリなら許せない展開になってしまいすみせん。まぁそう思ってる方はいないとは思いますが一応申し上げると、これはあくまでラブコメであり、ミステリではありませんでごぜいまふ。
さて、次にうpしようと思ってるのが、(管理人が)お待ちかね、『東京メビウスライン~天現寺橋怜の場合~』から設定をいただいたパロディです。といっても、あくまで千京なので、天現寺橋センセイはあまり活躍しません。また、CDドラマに名前だけ登場する伊織先生は、京一郎に誕生日プレゼントとしてお高い着物を贈ってから半年以上もアクションを起こさないというのんびり屋さんのため(トルコ桔梗の季節は夏)、これに沿うとものすごく長丁場になりそうで、管理人の精神が持たないと予想されるため、多少ドラマの時系列ほかをいじらせていただきます。CD聴かれた方は何卒ご承知おきを。
ミサキ、時雨も出てきますが、館林については扱いが『澄んで、~』よりさらに酷くなる予感なので、館林好きな方にはほんとスミマセン。先に謝っておきまする。ついでに言うと管理人は館林のことそこまで嫌いではありませんです。伊織を好きな館林は好きです。
次作は二人の年齢も上がるので、ちょっぴり色っぽくなれるかもしれません。でも管理人は爽やか青春モノが一番の好物ですので(エロいのが書けないとも言う)、そのうち清いお付き合いの二人のスピンオフ(偉そうだな)なども書けたらいーなと思っとります。
また次の作も、読んでやっていただければ幸いです。ありがとうございました!m(_ _)m
H27.8 あぴ清十郎拝