そして貴方は、また。 9


 息もできないほどの激しい接吻を予感したが、案外とすぐに唇を離すと、伊織は私をじっと見つめた。
 吸い込まれそうな深い瞳を、私も見つめ返す。
 色白の指は私の頬をそっと撫でる。
 十年の隔絶を思わせぬ美貌が近づいてきて、つい目を伏せると、下唇に当たった歯の感触に、背から腿に掛けて甘い痺れが僅かに走った。
「ん・・・ぁ、いおり」
 伊織は私の唇を何度も何度も、まるで李でも味わうかのように甘く噛む。
 そのたびに小さく強張る私の身体は、再び少しずつ目覚める春の予感に、徐々に敏くなってゆく。
「――は、・・・・・・ぅ、ん・・・」
 伊織の上唇をやはり甘く噛んでいた私は、堪え切れずに伊織の唇を割り、舌を舐めた。
 先のない左腕に手繰り寄せられて、私の身体は伊織の身体に吸いつくように重なる。
「・・・ふ・・・んぅ」
 懐かしい。
 懐かしい、伊織の。
 私を蕩かしてしまう、熱。
「伊織・・・・・・」
 髪の中に差し込まれた掌が心地良い。
 私を見つめる、優しい、紅の瞳。
 あの頃だって、こんな風に私を見ていたことも、あった。
 そんな時の私は大抵、あまりの快楽にほとんど自失していて、だから彼の優しい笑みなど、幻か何かだろうと思っていたのだけれど・・・。

――・・・いいのだろうか。
 これは、私の伊織に対する背信ではないだろうか。
 伊織は、名を取り戻した。
 けれど、まだ記憶までは戻っていない。
 この伊織は、私の伊織と言っていいのだろうか――。

 ず、と鈍い衝撃があり、私たちの小舟は砂浜に着岸した。
 伊織しか目に入らなくて気づかなかったが、彼が櫂から手を離してから、舟は波に少しずつ押し戻されていたようだった。
 舟から降り、綱を引いて木の根元に括りつけると、私たちは伊織の小屋へ戻った。途中、伊織は少し寄り道して、小さな花を手折っていた。
 花を愛でるような人間だとは思っていなかったから、私は少し胸が温かくなるのを感じながらぼんやり眺める。
 視線に気づいて、振り返った伊織が微笑む。
 思わず息を飲んだ。
――惹かれる。
 ここに居るのは、名を取り戻した、だがまだ、私の知らない伊織。
 私は私の伊織に戻ってきてほしいと強く願うけれど、目の前の伊織にも惹かれていることを、もはや否定できない。
 美しい微笑は、出会った頃と変わらない。けれど、その所以が異なると、こうまで印象が違うのだ。
 私は、――籠の鳥のようでいたこともあったあの頃の私はずっと、こんな風に笑う伊織を見たいと思っていた・・・――。

 腰掛けて草履を脱いでいると、土間に膝をついて伊織が足を拭いてくれた。
 そのくらい自分でできるから、と言ったのに、小さく笑った彼は、塩水と砂を流した私の踝に口付けた。
「っ!」
 私の反応を見て満足そうに口の端を上げると、膝の砂を払い、濡れ布巾で足を拭いて、伊織も板の間へ上がる。
 彼の唇の触れた膚が、熱を持ったように疼く。少しだけ砂で切れたらしい小さな創に、さきほど一瞬舌が触れた、そこが、なおさら。
 居たたまれない。
 求めてしまう。
 小さく息を吐いて目を閉じると、ステンドグラスの色彩がぼんやりと脳裏に甦った。
 彼の部下と衝突した日。伊織の意地悪な悪戯により、彼を独占したいという己の昏い欲望を自覚させられ、守っていた最後の誇りを砕かれたあの日。言葉通り男娼になってしまったと己を呪った私を、優しく清め口付けながら、色事ではなく私の存在を、心を、伊織はねぎらった。
 それから少しして、彼の心に少しだけ触れることができた。私だけが彼を癒せることを知って、私はそっと彼に寄り添った。
 あの時からのほんの僅かの時間が、私と彼との優しい記憶――。
「何を考えているんです?」
 囁く声。
 はっと目を開けて、私はそれが幻でないことを思い出す。
 また、くちづけ。もどかしそうに細められる、魅惑の瞳。
 返事をする代わり、首に手を回す。伊織は唇を重ねたまま私を抱き上げると、布団の上に横たえた。
「・・・"伊織"を、思い出していた?」
 瞼に、唇の横に、彼の唇が優しく降る。
「さて・・・――」
 胸の高まりに喘ぎそうになるのを、私は必死で堪えた。
 伊織に触れられると、弱い。
 ましてや私は長年彼を求めていたのだから、簡単に落ちてしまいそうで、怖い。
 意識を保ちたい。快楽にまだ、溺れないでいたい。私の伊織が戻ってくるまで。
「伊織、待――んっ!」
「私の知らない"私"の想いびとは、貴方だ。」
 耳朶を掠める、唇と吐息。
「・・・っは、ぁ――」
・・・伊織?貴方いま、何て?
「十余年、霞みがかってどうしても見えない面影を想って・・・」
 首筋をなぞるように、触れたり離れたりしながら。
「名を取り戻しても、やはり記憶は戻らないけれど、」
「ぅ・・・んん!い・・・」
 ぞくぞくと体内を這い上がる感覚に、思わず身体が硬くなる。
 頬を、熱い掌が撫でた。
 伊織の匂い。
「私はまた、・・・貴方を想う。」
 くちづけ。深く。
 そう、貴方は、また。・・・また、・・・?
「・・・っ、いぉ――・・・はっ、い・・・ぁ、」
 ね、何て言いました?
「ふ・・・ん。」
 伊織は、私の名を呼ぶ代わりに口付ける。
 私の唇に、首に、耳に、鎖骨に、胸に、腹に。
 乱れた襟の合わせ目がもどかしくて、私は帯を解いた。
 はだけた裾から伊織の手が忍び込む。
「・・・ぁ!・・・んぅ・・・」
「・・・ふふ」
 漏れた声に伊織はくすりと笑って、さらに襟を開くと私の胸の片側に唇を寄せ、口に含んだ。
「あっ、や」
 舌で押されて、小さく主張していたと知る。
 伊織との睦言は久しぶり過ぎて、こんなだっただろうかと私は必死に頭を巡らせる。何故なら、
・・・恥ずかしいのだ。
 声が出てしまうのが。
 伊織に、私の弱みを見つけられてしまうのが。
 あの頃は、そんな風に思う余裕もなく高められ突き上げられ、前後不覚になるのが常だったから、照れている余裕などなかった。
 しかし、幾分か歳を取ったせいだろうか。伊織に性急さはない。じっくり味わうように、私の悦ぶ場所を探っている。

――この人は私の伊織ではないから・・・?

 そう思った瞬間、急に身体が冷えていくような気がした。

「・・・?」
 敏く私の変化を感じ取り、伊織も手を止めた。
「・・・いや、・・・」
 私は口籠る。
 確かに私は、目の前の伊織に惹かれていると思った。もっと強く触れたいと、そうも思った。
 しかし・・・――
「・・・厭?」
――厭、なのだろうか。
「本当に・・・?」
 それとも、駄目、なのだろうか。
「・・・っあ」
 訊きながらも、伊織の唇と手は再び愛撫を始める。
「厭ですか?」
 膚をかすめる伊織の掠れた声は、的確に私の弱みを突く。
 探っているどころではない。伊織の身体は、憶えている。私がどうされたら悦ぶかを。
「っく、――ぁっ、伊織、あ、なた」
 私がどこに口付けられたら、逆らえなくなるかを。
「あぁぁ、・・・っは、ん!ま、・・・い!」
 疼きを逃せずに彷徨った手が、木床に置かれた花に触れた。
 辺りを取り巻く、少し尖った、春先の香り。
 伊織の体温と香りの心地よさに半ば陶然としながら、私は小さな花房を掴み、伊織の耳の上に挿した。
「・・・・・・?」
 潤んだ私の瞳は零れる伊織の前髪の像を歪ませ、まるで長い髪が私の上に垂れ下がっているように見せる。
 あぁ。私はそういえばあの頃、思ったことがあった。あの美しい髪に花を挿したら、どんなに素敵だろうと。
――ほら。
「・・・綺麗ですよ、伊織。」
 溜息とともに、呟いた。
 伊織は息を呑んだように一瞬黙り、それから急くように私の唇を貪った。
「っふ・・・、ぁ、・・・んん、はぁ、っう」
 襟が二の腕まで開かれて、きつく吸われる。くまなく。くちづけのあとは空気に触れると少し冷たい。でも。
「ぁあ、・・・伊織、熱い」
「ふ・・・どこが?」
 横を向かせた私を後ろから抱きしめた伊織は、首から背にかけて唇を這わせながら、私の下帯をするすると解く。
「・・・ん、んっ」
 かすめる唇だけでなく、敏感になった膚を伊織の前髪が触れず離れず刺激して、それだけでもいちいち反ってしまう私の背は、筋がどうにかなってしまうのではないかと思う。なのに。
「ここが?」
「ふ――ぁあ!」
 下帯の中から取り出した私を、伊織の掌が包んだ。
「だ、・・・ん」
 既に濡れてしまっていたそれは、掌の動きをどんどん滑らかにしてゆく。
「あ、っあ、・・・・・・ぅあ」
 少しずつ速くなる摩擦に私の息も上がっていく。
「っ、はぅ・・・ん、あ、っく、い」
「・・・いい?」
「――っ、さぁ、・・・ぁん!!んん!!あ、も!!」
 強がって見せたら、一気に速度を上げて急かされ、私は早くも追い詰められる。
「んぁ、・・・ぉり、伊織・・・っ!」
 無我夢中で呼ぶ。
 もう、私の伊織なのか、目の前の伊織なのか、どちらを呼んでいるのかわからない。
 限界が来ていることを知ったのだろう。動きは止めず、首を伸ばして伊織が唇を重ねてきた。私は伊織の舌に己の舌を必死に絡める。
「!!!・・・っ・・・ぁ・・・・・・ぐ・・・」
 伊織の掌の中で達してしまった私は、恍惚と急激な疲労に目が回るような気がした。

 後ろから私を抱きしめていた伊織は、腕を解いて私を仰向けにすると、見下ろしながら、精に濡れた指をねっとりと舐めた。
 眠気に苛まれていたはずなのに、その艶めかしい仕草にどきりとする。
「ゃだ・・・・・・いおり、きたない、から・・・」
「うん?」
 伊織の手指から滴るそれは、寄せる彼の口元も汚す。
 美しい顔を私が汚してしまうことに、なにやら背徳的な気さえする。
 先ほどステンドグラスを思い起こした、あの時とは逆の光景。
 そして私は、己の身体が違う官能を求めて疼き始めていることに気付いた。
「・・・ぁ・・・・・・」
「ふふ。・・・もうこんなに。掌では不足だと?」
 くすりと笑うと、あろうことか伊織はまた起ち始めた私の先に舌を這わせた。
「あぅ、駄目、そんな」
 慌てて腰を引いた。形の良い唇からぽろりと零れ落ち、その刺激にまた私は声を上げてしまう。
「ふぅん。では、・・・どうしてほしい?」
 目を細めて口の端を上げる伊織。
「・・・分かってる、くせに。」
「私は記憶が戻っていないから、貴方がどうしたら悦ぶのか、言われないと分からない。」
 意地悪だ。
「・・・・・本当はもう、記憶、戻ってるんじゃないですか?」
「戻っていたら、名を呼んでいる。それとも、貴方から言う気になりましたか?」
「・・・言わない。」
「ふぅん。」
 伊織は薄く笑ったまま、私を見つめる。その間も、私の中は求めて求めて仕方がない。
「このままだと、乾いてしまうな。」
 ああ、もう、意地を張りきれない。
「・・・は、やく!」
 伊織の襟を私は両手で強く引いた。
「ふ、乱暴な」
 私の上に倒れ込んだ伊織が耳を甘噛みしてくる。
「んんっ」
 力の抜けかける腕で、伊織の帯を解き、下帯を引いた。
「・・・っ」
 引きがてら指が先を掠めると、すでに彼の方も潤い始めていた。
 伊織はまた私の身体にくちづけを落としながら、まだ乾ききらない先ほどの精と彼の先走りとを掬い、私の秘所をまさぐり始める。

 こんな交わりは、伊織を失ってから一度もなかったから、思わず身体が硬くなった。
 そう、初めての時はいきなり貫かれて・・・。
――突然、あの辛さが脳裏に甦った。
 自ら求めたというのに、心が尻込みし始める。
 怖気を察したのか、伊織は私の首筋をきつく吸い上げた。
「いまさら厭だとは、言わせない」
 甘い声がそら恐ろしく響く。
 なぜだろう、急に私はまるで、初めて千家の邸に連れていかれたときのように怯えているのだ。
 今先ほどまで、伊織を引き倒してまで欲しがっていたというのに。

 気付くと私は目をきつく瞑って、肩を震わせていた。
「・・・震えている。泣いているんですか?」
 気遣う声に顔を上げる。
 掌のない左腕が、私の頬を撫でた。
 切断面は肉と皮が塞ぎ、丸く閉じられていて、縫い合わせた針の痕が大きく残った、棒のような左手。
 繰り返し私の頬を優しくさするその奇妙な腕は、私の感じていた恐れを一瞬で拭い去った。
「泣いてなんか、・・・いない。」
 声が震えた。

 急に私を襲った恐怖は、また急に去った。だが代わりに、別の感情が私を支配していた。
 伊織は瞳を曇らせ、私に触れていた指を離す。
「涙をこぼして、こんなに。」
「違う・・・」
「無理しなくていい。・・・私は貴方の伊織ではないようだから。」
「違うんだ」
 私は泣いていた。
 伊織に怯えてではない。
 伊織を失った日を思い出していた。
 思い出して、ただただ、悲しくて。
 また会えた喜びよりも、悲しみばかり湧いてきて、私は。
「伊織、伊織、伊織・・・・・・!」
 伊織を組み敷いて、無理に伊織のものを急かして、起ち上がったそれに腰を沈めた。
「ぅあああ!!!」
「・・・・・っ、急にしたら辛い、一度――」
「いい、っんです、・・・抜かないで。・・・そのまま、して。」
 いい年をして悲鳴を上げ、しゃくりあげる私を心配そうに見上げながら、伊織はしばらく動かずにいた。右の腕を上げて私の涙を拭い、小さく、謝罪の言葉かなにかを呟いたようだったが、よく聞こえなかった。

 どのくらいそうしていたのか。
 私が少し落ち着いてきたのを知って、ゆっくりと体を起こした伊織は、壁に背を預けて私を抱きしめながら動き始めた。
「ぁ・・・ん、・・・ふぁ、ん」
 身体が上下するのにつられて、乳嘴が伊織の前髪に擦れる。その度に漏れる己の声も刺激となり、再び春情がふつふつと生まれてきた。それに伊織も気付いたらしく、唇に含んで、舌先で突いてくる。
「・・・だ、んっ、いぉ、」
「もう、やめない。」
 身体が熱を帯び始める。交情の記憶を私の内部が思い出し始め、感覚が鋭敏になってゆく。
 伊織はといえばやはり、私の内側の弱点も憶えているのだろう、寸分違えず感じるところを突く。
「ん、・・・あ、・・・ふ、ぅ」
「身体は、・・・っ憶えているようだ、貴方の、良いところ。」
 着実に私を高めているから、それにより伊織も感じているようで、どんどん質量が大きくなるのが分かる。先ほど急に訪れた不安はいつしかなくなり、私は伊織のされるがまま、官能に身を任せた・・・。
「ふふ。」
 意地の悪い含み笑いが聞こえて、私は伊織が動きを停めたことに気付く。もう、どうしようもなく欲しいのに、ひたと停止して涼しげにこちらを眺めている。
 あぁ、そうだ。
 やっと開き直った頃合いになると、こうやってあの人は私を焦らし始めるのだった。
「!んぅ・・・伊織ぃ・・・」
 もはや恥を知らない私は耳を甘噛みしてねだる。
「うん?」
 しかし伊織は動かない。
「ねぇ、お願いだから・・・」
「ん、・・・何が?」
 首筋に唇を這わす。伊織が動きたくなるよう煽る。
「知ってる、でしょう?」
「・・・っ、何が欲しい?」
 あの頃は、恥ずかしくて意識のあるうちはとても言えなかったけれど。
 いろいろあった今日は、やっと訪れた今日くらいは。
・・・素直に言っても、いいですよね。
「貴方が、欲しい。」
 貝殻のような耳に口付けて、囁く。
 それを合図に伊織は私を布団の上に組み敷いて、律動を再開した。
 急に再び与えられた快楽はあまりに激しく、私は一瞬気が遠くなるかと思った。
「駄目だ、こちらを。・・・私を見ろ。」
 噛みつくように口内を舌でかき回される。苦しくて伊織の胸を叩いた。
「はぁっ!はぁっ、・・・あ、んん!」
 解放されて大きく空気を吸った途端、叩きつけるように貫かれて息を飲む。
 乱れる。私も、伊織も。
 伊織の耳に飾った花は振動に耐え切れず、いまにも落ちそうに揺れている。
「・・・っは・・・く・・・ん、名を・・・!」
 喘ぎながら伊織は私を求める。
「ん、あああぁっ!」
「欲しい、貴方の名・・・ぅ・・・はぁっ、教えてくれ、貴方は誰だ」
 濡れた瞳が、私を暴こうと強く突き上げてくる。
 呼んでほしい。あの頃のように、強く、狂おしく。
 でも、まだ駄目だ。
 快楽に翻弄されながら、私は口走るまいと伊織の名を呼ぶ。
「・・・ぅ、んん、言わないっ。くう、・・・っん、い、ぉり、伊織!」
「強情だな・・・っ、さあ、名を!」
 苛立ったように荒れた息を整えもせず、伊織は私の弱味を幾度となく突く。
「・・・思い出して、伊織!・・・ぁん!や、伊織っわたし、は」
 あぁ、駄目だ、もう・・・
「私はここに居る!っああっ・・・駄目・・・も、伊織、お願い、だから・・・」
「・・・っう・・・は・・・くっ」
「伊織、伊織、・・・あ、や、いお」
 伊織の掌が私の掌に重ねられる。
 指を絡める。
 達する寸前、どちらからともなく唇を重ね、舌を舐め合う。
「――――――京一郎!」
「・・・ん、んんんんんっ!!!」
 くちづけを解かないまま私は果て、それにつられて伊織も私の中で極めるのを、私は真っ白な恍惚の中で感じていた。

  長・・・かった・・・(ここまでたどり着くのが)_(3 」∠)_
  かなり拙いですが、これがいまの管理人的にいっぱいいっぱいです。わーん(;ω;)
  ちゃんとエロかったかなぁ。やっぱだめかなぁ。多分次回が最終回だと思います(しっかりしろい!)。

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