そして貴方は、また。 アトガキ
今回のお話は、本当は1話完結の短編でやる予定でした。それが、1話じゃ無理だから3話くらいかなーと思って、気づいたらこんなことに(汗)。
リアルの仕事の方がちょっとバタバタしまして、いまだノーマルモードになってないのですが、何とか完結できました。途中、更新が滞るのはかなり悔しかったのですが、遊びに来てくださる方、WEB拍手くださる方、本当に励みになりました。ありがとうございました。
このお話は、伊織さんが苦しむことなく呪詛で死んでしまう可能性を考えずに京一郎と幸せになれるエンディングってないのかなーと考えたとき、左手エンドで実は生きてた、ってトンデモ設定ならいけるんじゃね?と思いついて去年の秋口から構想がありました。
で、実際書き始めてみると、なかなか京一郎の気持ちとか、記憶を失ってる伊織さんの気持ちとかが頭の中で整理がつかず、ノートに箇条書きしまくったりしてうんうん唸りながら進めました。
原作の続きの設定なので、できるだけ辻褄が合わなくならない感じにしようと思ったのですが、変なとこなかったでしょうか(汗)。
エロはですね。管理人はどっちかと言えばあると嬉しいけどなくてもいい派なのですが、今回については、記憶を失くしてる伊織さんが記憶を取り戻すにあたり、いくつかトリガーを決めてた、その一つなのでした。というのも、特攻千家としては、やはり京一郎と交わってる回数は他の攻めサマよりずっと多いと思われ、またその記憶は双方に強く残っているだろうと思われたからです。
大して激しい描写をしてはいないと思っているのですが、まあナニをアレしていることは明白なので、もし自分が親の立場だったら仮に高校生でもあまり見せたくはないかなーということで、自主規制でR18指定させていただきました。エロい絵とか文とかを描く時のポイントとして、自分が何にフェティシズムを感じているかを表現するのがあると、何かで読んだことを思い出し、管理人的にはキッスにエロを強く感じるので、キッスの描写にちょっとこだわって書いてみたつもりです。拙くて恐縮です。
記憶を取り戻すもう一つのトリガーとしては、伊織さんが京一郎に継いである自分の左手に触れる、というのがありました。
そして、伊織さんの記憶と引き換えに、京一郎に継がれた左手は消えてしまう、ってしたかったのです。五行莫无で術は無効化したけど、左手はミサキの神様の力だから、ちょっと違う系統で消えなかったという考え方です。
二人のその後は、横浜の別荘にこもってひっそり幸せに暮らす、ていうのもいいのですが、その前に彼らなら、彼らにできることをするだろうと思い、スパイになって敗戦時の交渉の裏立役者になってもらいました。伊織さんは外国語も達者だし、京一郎はかわいいからマタ・ハリ的に活躍したかも。あ、それは駄目か。京一郎もいい加減歳だし無理か。笑
京一郎を崖から突き落とした手は、誰だったんでしょうね。ミサキかもしれないし、本当に千家京一郎を狙ってた人がいたのかもしれない。そこら辺はあまり重要じゃないと思って、特に決めておりませんです。無責任かな(汗)
とこんな感じで、とりあえず言いたいことは書いたかなという感じです。
GW中のうpと宣言したので、なんとか現状で一先ず上げますが、そのうち直すかもしれません(いつもそう言って何もしてない件についてw)。
こんなところまでお読みいただきまして、ありがとうございます!!
次は、何か楽しい千京を書きたいです!!
H28.5.5 あぴ清十郎 拝